赤と黒のブルース 有限会社利尻屋みのや(小樽産品 × デザイン マッチングプロジェクト 2023)

パッケージの全景 表面のデザイン 裏面の食品表示

「小樽産品 × デザイン マッチングプロジェクト 2023」へ応募した、新デザインパッケージ。

有限会社利尻屋みのや代表取締役の簑谷和臣氏はリニューアル案に、「ユーモアを感じさせるデザインでありながら、『利尻屋みのや』の伝統とレトロな個性を活かし、40代の女性を中心に、海外の観光客にも訴求するデザイン」をご要望された。

ブルースが人生の悲哀を謳う音楽ジャンルであることから、40代前後の女性が共感できる悩みを描写。「昔の服が着られなくなってしまうほど、気づけばお腹が出てしまった」という加齢による弱点をビジュアル化し、言語の壁を乗り越えるユーモアイラストで表現。左右の文章は、イラストの状況説明から始まり、「骨も実もある」という従来の商品コピーを採用。昆布や大豆がダイエットに有効であることをほのめかしつつ、利尻屋みのやのお馴染みのキャッチコピー「七日食べたら鏡をごらん」と結びつけ、歌謡曲の前口上のような心地良いリズムに仕上げた。四つ角の、丸と曲線からなる模様は、利尻屋みのやの店舗である「不老館」や「大正クープ館」の入り口の庇(ひさし)をモチーフにしている。

鈴屋デザインは、新デザイン案に「『利尻屋みのや』の世界観が、悩める女性の共感を呼び起こす、悲しみの歌声がそばで聴こえてきそうな上品でレトロなユーモア」を求めた。

  • クライアント:

    有限会社利尻屋みのや

  • ディレクション:

    鈴屋一

  • イラスト:

    鈴屋仁

  • コピーライティング:

    鈴屋一

  • デザイン:

    鈴屋仁/鈴屋一

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