こんなデザインの勘違いをしていませんか?

こんなデザインの勘違いをしていませんか?

こんな人に読んでほしい

  • これまでにデザイナーに依頼したことがある方

  • これまでにデザイナーに依頼したことがない方

  • デザイナーに自分のアイディアを具現化してもらいたい方

鈴屋一

鈴屋一

こんにちは、デザイナーの鈴屋一(スズヤハジメ)です。
今回は、ご依頼者様がよくやってしまう「デザインの勘違い」をご紹介します!

こんにちは、デザイナーの鈴屋仁(スズヤジン)です。
今まで何度もデザイナーに依頼したことがある方も必見です!

鈴屋仁

鈴屋仁

デザインの勘違い

1.「社長や社員の好み」だけでデザインを作っている

自分のセンスを疑わない社長とドン引く市民

社長や社員は商品やサービスを提供するプロであり、広告やデザインのプロではありません。

企業側がどれだけ和気藹々とデザインを考えても、サービスや商品を購入する「消費者」の視点を忘れてしまえば、魅力やメッセージは全く伝わりません。社内の内輪ネタなどもってのほか。「消費者」の中にはそういった難解なノリに嫌悪感を覚える方もいらっしゃいます。

「消費者」のニーズや好みを理解し、彼らが興味を持ち、購入してもらえるようなデザインを追求することが重要です。
デザインを考える際は、限りなく「消費者」の感覚に近いデザイナーと協力し、どうすれば数ある中からたった1つを選んでもらえるのかを意識しましょう。

鈴屋一

鈴屋一

社長の好みを優先したのに、評判がイマイチだった場合、その後の社長とデザイナーの関係性の悪化は想像に難くありませんね。

社長「俺のイメージを完全に表現しきれなかったデザイナーの責任だ。」
デザイナー「何度も指摘したのに、自己中心的な社長が原因だ。」
という感じになってしまいます。

鈴屋仁

鈴屋仁

2.「オシャレ」、「最近の流行り」だけでデザインを選んでいる

「オシャレ」、「最近の流行り」という感覚は悪くありません。
しかし、それが「なぜオシャレに見えるのか」という具体的な解釈がなければ、商品やサービスの魅力を効果的に表現することは難しいでしょう。

また、「最近の流行り」は後世まで定着するスタイル以外に、すぐに廃れる一過性のモノも多く存在します。
似通ったデザインが世の中に溢れるため、個性を失って埋もれてしまう可能性が高まります。

デザインを選ぶ際には、「商品やサービスのテーマとコンセプトを適切に反映しているか」、「誰に利用してもらいたいか」、「環境に適しているか」などを考慮する必要があります。

鈴屋一

鈴屋一

「ヤバい、超オシャレ!、最近流行っているやつじゃん、マジで。」
と、中身のない言葉でデザインを選ぶのは、「マジで、ヤバい。」です。

3.「1日でデザインできる」と思っている

デザインを軽視する依頼者

「明日までにもう1案持ってきて」
「もっと別のデザインも見てみたい」
「ついでにこれも作ってよ」
「デザイナーなんだから簡単でしょ」

このような、デザイン制作を軽視する言葉は「禁句」です。

完成に近づいたデザインの微調整は比較的短時間で可能ですが、一から別のデザインを作るのは、優れたデザイナーでもそれ相応の時間を要します。

デザイナーは、「自由気ままに余裕のある生活を送り、ふと思いついたことを数クリックの作業で形にする仕事」と勘違いされがちですが、現実は真逆です。お客様の想像を遥かに超える作業量と複雑な工程を経て良いデザインが完成するのです。

鈴屋仁

鈴屋仁

誇りある自分の仕事を他人に甘く見られるのは、誰だって嫌な気持ちになりますよね。

4.「パロディは許される」と思っている

パロディって何?

元の作品の個性や雰囲気を保ちつつ、一部変更して模倣すること。早い話、パクリ。

お客様の中には、「自分の好きな『あの作品』っぽくしてほしい」と希望される方がいます。
しかし、考えてみてください。

「自分が汗水垂らして生み出したコンテンツを、いとも簡単に模倣・改悪され、挙げ句そのパクリ作品を看板にお金を稼いでいる輩がいる」

そりゃあ、訴えられて当然ですよね。
一個人の好みを優先して侵すことができる著作権や知的財産権などは存在しません。

鈴屋一

鈴屋一

パロディは 百害あって 一利なし

5.「なんか新しいことができる」と思っている

デザインを軽視する依頼者

そもそも、お客様にとって「新しい」とは何でしょうか。
「新しい」とは人それぞれ異なる感覚的なものです。
お客様にとって「新しい」ことが、デザイン業界や市場から見て「古すぎる」こともあります。

「なんか新しいことやってよ」という中身のない要望をデザイナーに丸投げするのではなく、お客様の「目的」と「目標」を具体的にお伝えいただけると助かります。

鈴屋仁

鈴屋仁

芸人さんに「なんか面白いことやってよ」と無茶振りするアレです。

6.「デザインを変えれば、絶対に集客や利益が向上する」と思っている

商品やサービスの売上不調にはデザイン以外の要因も含まれるため、デザインを刷新したからといって必ずしもお客様の利益が向上するとは限りません。
売上が急激に伸びることもあれば、僅かな改善にとどまる場合もあります。

「じゃあ、わざわざ高い金払ってデザインしてもらう意味ないじゃん」

と、お考えになる方もいるでしょう。

ですが、デザインは、人々の意思疎通を担う重要なコミュニケーション手段です。お客様が伝えたい想いを視覚的に表現し、具現化することにデザインは用いられ、そのメッセージが適切に伝わって初めて、利益の向上が実現すると鈴屋デザインは考えます。

鈴屋一

鈴屋一

デザインの力は、「変わりたい」と勇気を持った方と共に、成長を遂げることができるものです。

さいごに

いかがでしたでしょうか。この記事を読んで何か心当たりはありましたか?
デザイン制作を依頼したことがある方も、まだ経験のない方も、ぜひ今後の参考にしていただければ幸いです。
以上、ご依頼者様がよくやってしまう「デザインの勘違い」でした。

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